2010年11月14日日曜日

ポズナン(ポーランド)でのコンサート

写真:ポズナンでのコンサート

写真:ポズナンでのコンサート

写真:コンサート後の舞台挨拶

写真:フェスティバルのディレクター、スアベック・ドラタ氏と楽屋にて

時に、不思議なことが起こる。
僕は君の話す外国語を分からないし、君も僕の言葉を理解しない。
でも不思議と、理解しあえてしまう。


今日、ポズナン(ポーランド)のコンサートに集まってくれたお客さんと、僕は同じ言語を話していた。『感情』という共通言語だ。君たちは拍手や歓声をあげ、僕は音楽でそれに応えた。そのとき、ここで、僕らは間違いなく同じ言語を話していた。心という共通の感情を通じて。

ポズナンの皆さん、この衝撃的な瞬間を僕と分かち合ってくれてありがとう。また会おう、ポズナン!


2010年11月13日土曜日

オスピタレット(バルセロナ)でのコンサート

写真:サウンドチェック

写真:ジョベントゥ劇場でのコンサート

写真:ジョベントゥ劇場でのコンサート

写真:ペドロ・ハビエル・ゴンサレスと共に

写真:コンサート後、ジョベントゥ劇場の入り口で

時に世界は、魅惑的な場所に変貌します。我々の『感覚』がすでに体験した過去へと一瞬にして遡るのです。

ジョベントゥ劇場のステージは、私を幼少時代へと誘いました。バルセロナのこの地区で、私のフラメンコへの道は開かれ、今日へと続いているのです。

ジョベントゥ劇場にを埋め尽くしたお客さんの温かい拍手が、私の遥かな感覚を呼び戻してくれました。

ありがとう、オスピタレット!



2010年11月12日金曜日

コンサート前夜

ポスター:第2回カタルーニャ・フラメンコ・フェスティバル


明日の朝、バルセロナ入りし、オスピタレット市のジョベントゥ劇場で、第2回カタルーニャ・フラメンコ・フェスティバルに参加します。

午後からサウンドチェック、リハーサルと慌ただしく時間が過ぎてゆきます。そして、コンサート後は、殆ど寝る間もなく、ジローナの空港に向かいます。翌日のポズナン(ポーランド)でのフラメンコ・フェスティバルに参加する為です。

一番キツいのは、オスピタレットでのコンサート後、朝の4時にはホテルを出発するというハードスケジュール。コンサートの後というのは、いつもアドレナリンのせいで、なかなか寝付けないので多分、明日は寝られないだろな。

でも、こうしたハードスケジュールや、早朝の出発、眠れない夜が続いても、コンサートをやってよかった、と思うのは、会場でお客さんの惜しみない拍手を聞いたり、ステージから観客の満足げな顔を見たり、あるいはコンサート後の楽屋にたくさんのファンが、感想を伝えに来てくれた時。コンサートに出発する前夜からそんなワクワクした予感で一杯です。


2010年11月11日木曜日

ビセンテ・カリージョの工房

写真:アラルコンのパラドール

写真:アラルコンにて

写真:アラルコンの街角

写真:アラルコンのパラドール前にて


今日は、ラ・マンチャ地方の小さな街、カサシマロを訪れました。ギター職人ビセンテ・カリージョが工房を構えている街です。

お昼はアラルコンの素敵なパラドールで、スペインの芸術や手工業、さらにはそれを取り巻く環境など、我々の文化をどのように発展させてゆくのがよいのか、という興味深い話題で盛り上がり、またアラルコンの街を散策しながらたくさんの写真も撮りました。

写真:色々なギターを試演奏

写真:バンドゥリアを試し弾き

写真:ビセンテ・カリージョと共に

写真を見てお分かりのように、彼の工房ではたくさんのギターを試し弾きさせてもらいました。ギタリストとして言いますが、工房でギターを弾き比べながら、これが一番自分に合う!という名器を選び抜くのは容易なことではありません。どれも素晴しいギターばかりで、ひとつを手に取って、うん、これだ。と思い次のギターを手にすると、ああ、これもいい!そんな繰り返しです。

さらに、うん、このアタックはビレリアを演奏するのにもってこいだ!とか、この甘い響きでソレアを弾きたい、という境地にはいると、もう選べません!それこそ、曲ごとに違うギターを弾きたい、という心境です。

さて、私の新譜『クエルダス・デル・アルマ』を聴いて下さった皆さん、このアルバムは、ビセンテ・カリージョの作ってくれたギターで収録しました。次回聴く時は、その音色にも是非注目して下さい。

ビセンテ、本当に色々ありがとう。とても楽しい1日を過ごせたよ。またすぐに会えるのを楽しみにしているよ!



2010年11月5日金曜日

マンレサ(カタルーニャ地方)でのコンサート

写真:マンレサのクルサル劇場でのコンサート

写真は、マンレサのクルサル劇場でのコンサート・シーン。コンサート開始時刻は夜の12時と遅かったのにも関わらず、会場を埋め尽くしたお客さんは熱気に溢れていました。

写真:フアン・ラモン・カロと共に

コンサートの後、色々な人が楽屋を訪れてくれるのは、楽しみの1つでもあります。今夜の一番のビックリは、フアン・ラモン・カロとの再会でした。彼の奥さんと、二人の友達と4人でコンサートに足を運んでくれました。今からもう随分昔、彼と一緒に演奏したこともあります。素晴しいアーティストであると同時に、人間的にも深みのあるとても素晴しい人です。今夜は、60キロの道のりを運転して、私のコンサート会場に赴いてくれました。この場をかりて、もう一度お礼を言いたい。フアン・ラモン、本当にありがとう!

2010年11月4日木曜日

バルセロナでのプロモーション

写真:ラ・バングアルディア紙の新聞記者へのインタビューの後で

写真:ラジオ局、オンダ・セロにて

写真:ラジオ局、オンダ・セロでの番組収録

写真:オスピタレットラジオ局

写真:オスピタレットのテレビ局にて

写真:ラジオ番組『アセントス』の生放送番組出演

写真:アントニオ・メンチョンとピラール・ロサスと共に

今日は朝から晩まで、バルセロナにて、新譜『クエルダス・デル・アルマ』のプロモーションでした。来週の土曜日には、オスピタレット(バルセロナの地区)のジョベントゥ劇場で、新譜発表のバルセロナ公演が予定されています。このコンサートは、皆さんに新しいCDを紹介するという意味で、もちろん楽しみですが、私個人的にもとてもワクワクしているのです。というのも、この地区にあるペーニャ・フラメンカには、子供の頃良く足を運び、まだ10代の前半のころ、よくカンテの伴奏をさせてもらった、私の原点に近い場所でもあるからです。