2011年2月15日火曜日

ベルリンへの旅(ベルリン室内楽オーケストラ鑑賞)


今日はベルリンへやってきました。とても寒い!寒さが骨の奥まで突き刺さるような感じ。でもここに住む人たちは寒さを逃れる術を巧みに身につけているようだ。服装からもそれが見っとれる。

写真:ベルリンに降り立つ

今夜は、ベルリンフィルの公演に招待していただきました。バイオリン、ビオラ、チェロ等の弦楽器を中心とした室内楽のコンサートです。詳しい演目や出演者はこちら↓


Strings plus: Daishin Kashimoto


写真:ベルリンフィルのホール外観

明日は、大ホールで開かれるフルオーケストラのコンサートにも招待頂いています。こちらもとても楽しみ。そしてなにより、かの、サイモン・ラトル氏と対面できるのも楽しみです。午前中は、リハーサル風景を見学させてもらうことになっていて、休憩時間中に初めてラトル氏にお会いします。


写真:フィルハーモニー・ホールの入り口

こちらが、ベルリンフィルのホールの入り口。夜の空気はまた一段別格の寒さ。私の服装からも寒さが伝わってくるでしょう!

この時期のベルリンが寒いのは、単に気温が低いだけでなく強い風が一日中吹いているせいです。温かいホールの中で、優雅に音楽を楽しむ。なんとも贅沢な気分です。



写真:コンサートマスター、樫本大進さんと

写真は、日本人のコンサートマスター、樫本大進さんです。とても気さくに色々話をしてくれました。とても感じのいい方です。


写真:小ホールのステージ

ちなみに、コンサートマスターというのは、オーケストラの中で指揮者に続いて大事な存在です。演奏前に彼が出す音(ラの音)に全ての楽器がチューニングを合わせます。また、ソリストがステージ上にあがる時、指揮者の他にコンサートマスターに挨拶(握手)するのも一般的です。


写真:ソニーセンターでの夕食

素晴しいコンサートの後は、ソニーセンター内のレストランで夕食。もうかなり遅い時間でしたが、ベルリンにしては珍しく、この界隈はまだとても賑わっていました。


さて、いよいよ明日は、運命の日。オーケストラとラトル氏との対面はもちろん、初めてこの目で、ベルリンフィルがどのようなリハーサルをするのかを見られる、私に取ってはかなり貴重な時間を過ごさせてもらいます。4月にザルツブルグでアランフェス協奏曲のリハーサルが予定されていますが、その時の為のいい勉強でもあります。ザルツブルグと言えばモーツァルトの出身地。ベルリンに並び、これまた音楽にゆかりのある土地です。

明日の長い一日を集中して乗り切る為にも、今日はこの辺で。また明日この旅の続きを皆さんにご紹介します。



0 件のコメント: